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以前、株式は1株50円株や500円株といった株券に金額が記載された額面株式が発行されていました。
額面株価の価格の本来の意味は、「会社が設立時に発行した株式の値段」で、額面株式の額面は株券を発行する株式会社が決めることができました。
しかし、現在では、額面株式制度は商法改正に伴い無くなり、無額面株式が発行されています。
額面株式発行の意味は、「会社設立時の資本金の最低金額」を規制するものであり、株式発行に伴う資本金とは、会社が赤字を出しても会社経営が安定するように、資本額を内部留保しておくものでした。
ただ、額面株式は、2001年の商法改正で、その役割を終え、法的には無意味になりました。
本来的に株式の売買は、株式市場で行われています。
市場取引なので、他の価格形成と同じように、株取引も買い手と売り手の需給関係で値動き決定されます。
私たちが実際に市場売買する株式の時価である市場価格が取引材料になるので、いくら株券に額面価格が記載されていても、実際にその会社の株式価値を額面価格が表しているとは言えなかったのです。
日本における市場株価の決定方式は、大きく分けて
1.オークション方式と
2.マーケットメイク方式に分けることが出来ます。
1.のオークション方式では、売買を希望する投資家が、購入希望価格とその数量を証券取引所に対して注文を出し、
これに即して証券取引所が約定決定をなすことで売買が成立します。
このオークション方式が、日本における株価決定の主な方式です。
簡単に言えば、株の競り売りとも言えます。
2.のマーケットメイク方式は、証券会社が売買成立が確実とみられるマーケットメイクを行い、その気配値で売買当事者を募る株式売買の方法です。
また、株式価格は市場原理で変動するのが原則ですが、
株式の市場価格にはストップ高やストップ安といった制限もあり、1日で変動できる株価には制限があります。
何故このような制限が設けられているかと言うと、あまりに急激な株価の変動は投資家に不測の損失を与える場合が多いからです。