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株主のメリットとしてまず挙げられるのは、株式投資に対する収益期待です。
この収益は、大きく分けて値上がり益(キャピタル・ゲイン:Capital Gain)と配当益(インカム・ゲイン:Income Gain)の2つがあります。
このうちキャピタル・ゲインとは、株式等の価格が変動する金融商品に対する投資で期待される収益で、
株等を買った時点よりも売却時点で高く売ることができれば、その差額が収益になります。
ただ、これとは反対に、購入した株式が値下がりした時点で売却すれば、
当然その差額は損失になり、これをキャピタル・ロスとも言います。
インカム・ゲインは、株式の場合は配当と言いますが、
銀行預金や債券等でも良く知られる利息はインカム・ゲインであり、投資信託の場合は、収益分配金と言います。
株式会社は、その企業の事業収益・利益を基に、投資家である株主に対して投資金額に応じた配当を行います。
配当額は、様々な要因で変動しますが、
基本的な配当基準はその企業の利益状況や諸般の状況を鑑みて決定される配当方針等に依ります。
たまに、創立何十周年等の記念に配当を上積みすることもあります。
株主のメリットとして、物価上昇に備えることが挙げられれます。
例えば、インフレになると、預金や債券の価値は下落します。
これに備えて、投資家は、インフレリスク回避のため株式資産を保有することが多いのです。
インフレになると、会社の名目上の利益も上昇し、総体的な株式価値が上昇します。
インフレ回避手段の投資では、不動産屋、美術品等も挙げられますが、株式は、市場が整備された公平な取り引きが可能であり、市場ですぐに売却して現金に代えられるという市場流動性が非常に優れている投資であると言えます。
最近の企業は、株主優待にも力を入れ、個人投資家の獲得に努めています。
株主優待制度は、株式会社が株主に対して商品やサービスを提供する制度です。
代表的なものには自社製品の提供や航空会社の航空券提供、電鉄会社の優待乗車券、旅行会社の旅行クーポン等があり、これらの中には、本来のインカム・ゲインより実質的に高価なものもあるので、この株式優待制度を求めて、投資企業を選定する投資家も存在します。