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信用取引とは、顧客が証券会社に"委託保証金"預け、証券会社から借用した資金や有価証券で行う取引のことです。
委託証拠金は原則として現金ですが、例外的に有価証券で代用することも可能です。
ただ、有価証券代用の場合は、その有価証券の種類で現金換算率が異なり、例えば国債で代用する場合は、時価の95%で換算されます。
また、信用取引を行うには、約定価額の30%以上の委託証拠金が必要で、この金額を維持する必要もあります。
このように信用取引では、顧客は、一定の委託保証金を差し入れることにより、
現金や株式を実際に有していなくても株式の売買が行えます。
この結果、現物取引に比較して、少ない元手で多額の投資が出来るようになります。
尚、信用取引の株式の売りを「空売り」買いを「空買い」と言います。
以上のように信用取引は、証券会社から借りたお金や株で取り引きすることが、現物取引と大きく異なる点です。
手元に資金が無くても、株式を実際に有していなくても株式投資が出来るのです。
このような信用取引の仕組みは、いくつかのメリットを持っています。
まず、1.レバレッジ効果。現物株式に投資するより少額の資金で大きな投資が可能になります。
2.信用売り。これが最大の信用取引の利点と言えます。
信用売りは、先ず、株式価格が下降すると予測する場面で証券会社から借りた株式を空売りしておいて、
その後予想通り株価が下落すれば、その時点の安くなった株を買い戻して返却すれば、その差額分が利益になります。
更に、信用取引は、3.株式価の上昇に対するリスクヘッジにも利用できます。
例えば、御自分がこの株式は将来確実に値上がりすると思った場合、
もし、その時点で現金がなく現物株として購入できない場合でも、
信用取引を利用すればその時点での買値を確定でき、利益を得る可能性が出てきます。
ただ、どんな投資方法にもメリットがある半面危険も孕んでいます。
レバレッジ効果はレバレッジを効かせると予想に反した株式価格の変動の場合は、その分損失も膨らみます。
また、信用取引には、6か月以内に反対売買しなければならないといった期限付き取引形態があり、
現物株式投資のようないわゆる塩漬け状態を維持できないことがあるので注意が必要です。
また、証券会社からお金や証券を借りて取引するので、その分の金利もかかります。