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株式投資で成功するためには、個別銘柄の動きだけではなく、株式市場全体の動きにも敏感である必要があります。
この株式市場の活況感を表す指標が日経平均株価と言えます。
日経平均株価は、東証一部に上場企業約1,700社の中から選ばれた、日本を代表する225銘柄を特殊な方法で平均した株式指標です。
銘柄を選定しているのが日本経済新聞社なので、日経平均株価と呼ばれています。
これは、アメリカニューヨーク市場で、
ダウジョーンズ社が平均株価を出している、いわゆるダウ式平均株価の日本版と言えます。
日経平均株価は、東証株価指数であるTOPIXと並んで日本を代表する株価を計る指数として機能していますが、株価指数は刻々と変化しているので、日経平均株価に振り回されて短期間で投資対象を判断しようとしてもうまくいかないことが多いのです。
その日の日経平均株価が、株式投資に対して何の参考にもならないとまでは言えませんが、日経平均株価に一喜一憂することは得策ではありません。
1980年代の終盤に訪れたいわゆるバブル期には、日経平均株価が38,915円にまで達していました。
平均する銘柄が異なり単純に比較できないものの、現在の日経平均株価が10,000円まで届かない現状を観れば、まさに夢の時代だったかもしれません。
この時代を経てバブル崩壊の後、大きく日経平均株価は下落し、
その後復活していたのですが、2009年に起こったいわゆるリーマンショックで再び株価は大きく下落し日本のデフレ状態も手伝って現在において、日経平均株価の大きな回復はありません。
ただ、現在のような状況こそ、安価で株式を購入できるチャンスかもしれません。
日経平均株価に一喜一憂することは避けるべきですが、1年位の比較的長いスパンで日経平均株価のトレンドを追って行くと、上昇・下落を繰り返しながらも、ある株価変動トレンド線が見えることがあります。
以前、日経平均株価の採用銘柄は、従前の重厚長大産業が中心で、日本企業の全体感を表していないと言われましたが、
この問題も2000年に30銘柄と言う大幅な銘柄入れ替えを行い、ハイテク企業等の最新企業の株価も反映されるようになっています。
また、日経平均株価は、1年に1回採用銘柄の見直しが行われ、
より日本経済全体の実態に近い平均株価指標として機能していると言えます。