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株式の売買を行うには、証券会社に対して、売買注文を出す必要がありますが、
この買注文の方法には、売却価格設定等について何種類かの注文方法があり、
その株式の注文方法は大きく分けて1.「成行注文」(なりゆきちゅうもん)と呼ばれる方法と、
2.「指値注文」と呼ばれる2つの方法があります。
1.成行注文とは、希望する売買価格を設定しないで、売買する銘柄とその株式株数のみを証券会社に指定し、その時の市場の成り行きに任せて約定させる取引方法です。
成行注文では、価格を指定していないので、どうしても買いたい株式や売りたい株式を希望通り売買できる可能性が高い注文方法であるという利点がありますが、株式相場が大きく変動している局面では予想外の売買価格になってしまう危険もあります。
2.指値注文とは、市場の相場の成り行きに任せず、売買希望価格や数量、銘柄を指定して株式売買を行う注文方法のことです。
株式売買の実際においては、売買価格は、購入の場合は希望価格(指値)よりも低い株価であれば購入注文を執行し、逆に売却の場合は、希望価格よりも高い株価であれば売却注文を出します。
ただ、指値注文は、わずかな希望価格と市場価格の差でも、その価格に到達しなければ売買が成立しない難点があります。
また、株式市場のルールでは、指値注文は成行注文の後で執行される(価格優先の原則)ので、約定の可能性は成行注文が勝っています。
この他の取引方法としてよく利用される方法に、逆指値と呼ばれる取引方法があります。
この取引方法は、株価の上昇場面では買い注文を出し、下落場面では売り注文を希望価格を提示して発注する注文方法です。
逆指値注文は、「ストップ・ロス」注文と呼ばれ、いくら以下なら売りたい、買いたいといった価格を指定しておくことで、初心者株式投資家がなかなかできない、ロスカットをある意味自動的に行う取引方法です。
逆指値注文の活用法は、損失の拡大を防ぐことの他、利益を確定した際に売り抜ける機能も有していると言えます。
一般投資家は、株式市場の値動きを始終監視しておく訳にはいかないので、この逆指値をしておけば、相場に振り回されることなく、利益確定と損失をある一定程度で食い止めることが出来ます。