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キャピタルゲインが見込まれるとして人気の高いIPO株式ですが、IPO株は、誰でもどの証券会社からでも買えるという訳ではありません。
ある企業のIPO株発行が決定すれば、まず、発行株式数を各証券会社に割当てることになります。
例えば、IPO株10000万株を発行する場合で、割り当てを受けられる証券会社が3社あれば、
A証券会社とB証券会社には4000株ずつ、またC証券会社には、残りの2000株といった具合に割り当てられます。
そこで、これら割り当てを受けうる証券会社に取引口座を持っていないとIPO株取得のチャンスはありません。
また、各証券会社に割り当てられたIPO株式は、投資家に抽選で分けられるので、
もし、以上3社の証券会社に取引口座を持っていれば、3回チャンスがあることになりIPO株取得の確率も高くなります。
あまり多くの証券会社に取引口座を開設することはお薦めできませんが、
通常は3社くらいの取引口座を開設しておいた方が株式投資の利点をより享受できるのではないでしょうか。
ただ、IPO株の抽選の件ですが、これはどうやら完全に平等な抽選ではないようです。
大手の総合証券会社では、大口投資家等のお得意様に優先して割当てているようです。
この点、インターネット証券会社ではコンピュータによる抽選を行っているので、人の意志が介在する可能性が非常に低く、
当選者が決定されているので、株式投資の初心者であり、いわゆる証券会社のお得意様でなくてもIPO株取得割当てに当選するチャンスがあります。
インターネット上には、各年度の証券会社IPO株の取り扱い実績が表示されているので、1度確認してみると良いと思います。
最後に、実際のIPOの買い方の主流は、ブックビルディング方式と呼ばれる方法です。
具体的には、1.IPO株の価格が例えば2000円~2200円のように表示され、
2.投資家がその仮条件価格をみてこの条件内で希望価格を提示します。(ここでは最高額の提示がないと購入できないのが一般的)
3.その後、発行株式数に比べ注文株式数が多い時には抽選になり、抽選に当たればIPO株式が購入できます。