2.株式市場の基礎知識
3.株主のメリット
4.株式投資のリスクとは
5.株式投資で儲ける
6.額面・市場株価
7.株価変動要因
8.個別銘柄株の上昇
9.個別銘柄株の下落
10.取引所上場株と店頭株
11.日経平均株価とは
12.TOPIXとは
13.株式投資参加者
14.株式投資の資金
15.ミニ株とは
16.るいとうとは
17.信用取引
18.投資信託
19.株式投資の基本
20.IPOとは
21.IPO(新規公開株)の買い方
22.証券会社の選定
23.口座開設の方法
24.株の注文方法
25.株取引の流れ
26.手数料とコスト
27.インターネット証券会社の選定方法
28.インターネット株取引の利点
29.インターネット株取引の注意点
30.メディアからの投資情報の収集
31.ファンダメンタルズ分析
32.PERとは
33.PBRとは
34.ROEとは
35.配当利回りとは
36.基礎知識1
37.基礎知識2
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40.株取引の税金
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32.PERとは


PERは、日本語で株価収益率と訳されます。
株価収益率とは、その企業の1株の株価が企業利益の何倍と評価されているかを示す株式指標の1つです。
この指標は、その企業の株価の割安感や割高感を判断する株式投資には欠かせない株価指標と言えます。
PERの計算式は
PER=現在の株価÷EPSです。EPS(一株あたりの利益)

PERを簡単に解説すると、その企業の現在の市場株価がその企業が得た利益の何倍になっているかを示し、
株式投資判断に重要な投資指標と言えます。
PERは通常、○○倍というように表現されます。
もし、PERの数値が高ければ、現在のその企業の利益水準に対して、比較的高い株価が付いていることを意味します。
これを株式用語では「割高」と言います。
また、これとは反対にPER数値が低くければ「割安」と株式投資家は判断します。

ただ、PER値が高ければ「割高」株であり、投資対象として適切ではないとは限りません。
PER算出に使う「EPS」(1株当たりの利益)は、その企業の過去・現在の業績に基づいて計算されます。
通常、昨年や本年の決算数値に基づいて計算します。
これに対して、株価は本来、将来の会社の業績を予測して変動しているので、
例え、PER値が現状比較的高いものであって、投資対象としてはふさわしくないと言っても、
来年や再来年といった、中長期の株式投資を考えると、利益率が大きく上昇する企業もあります。
つまり、PER値が高くても買われる銘柄は、その将来性が高く評価されている企業とも言えるのです。

また、PERは、各企業の収益構造や同業種の各企業の株価比較に重要な株式指標です。
例えば、同じ自動車会社や電機メーカであれば、同業種なので基本的な収益構造は類似していると考えられます。
ここで、PER値を比較すれば、その業界における各企業の収益割合を比較することが出来ます。