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移動平均線とは、一定期間の株価の終値平均値を毎日または、毎週、毎月割り出し、グラフ化したものです。
米国のチャート分析家であるグランヒル氏が考案したもので、
株式チャート分析では、最もよく利用される株式指標の1つと言えます。
例えば、良く聞く25日移動平均線の場合は、直近の25日間の終値を合計し、
25で割ったものが第1日目(直近日)の移動平均値となり、2日目以降は、順次前日までの合計値に新しい終値を加えると同時に、
最初の日に加えた25日前の終値を除いて25で割っていきます。
これを繰り返して毎日平均値を求め、計算された平均値を線で結んでグラフにすれば、25日移動平均線ができます。
何故、株式チャートを分析する上で移動平均線が重要な指標となっているのかと言うと、
株価の一時的な変動に惑わされず、株価の趨勢やトレンドを見るのに役立つからです。
移動平均線の期間の取り方も、例えば、5、25日の短期線から、13週、23週移動平均線と言う長期線まで長短様々で、
ローソク足や他のテクニカル指標と組み合わせれば、株式相場の大勢が読めてきます。
この傾向が発見できれば、株式投資に最も重要な株価の転換点を見つけることも、かなり高い確率で分かるようになってきます。
移動平均線の見方で重要なのは、株価と移動平均線の位置関係・方向性を比較して、
現在の株価が移動平均線よりも上にあるか下にあるかという点に注意することです。
一般的に言うと、株価が移動平均線よりも上位にある場合は強気局面であり、
株式の市場参加者は、概ね利益が出ていると言え、利益確定売りが発生する傾向が強くなり、
移動平均線より株価が下に離れていれば、下位にある場合は弱気局面である場合であり、
この場合は、株価が安くお買い得と評価されれば、その銘柄に大きな買い注文が入る場合もあります。
このように、移動平均線と実際の株価のかい離は、買われ過ぎや売られ過ぎを表す指標となり、
市場参加者のその後の株式売買に大きな影響を与えます。