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株式とは、株式会社の資本の構成単位であり、株式会社が発行する有価証券を指します。
株式会社と言う会社システムは、社会に散在する少額資本を結集して、まとまった資本とし、多額の費用を必要とする事業を興したり、新規事業を展開することにあります。
会社法上の株式は、株主としての地位である「株主権」(受益権と共益権)を指しますが、一般では、株券(有価証券)自体を指すことが多いと言えます。
通常の株主は、株を市場で購入し企業に出資することで、企業の実質的オーナーになり、会社に対する権利としては、配当金等を受け取る権利である受益権と会社の経営に間接的に参加出来る共益権を有することになります。
ただ、現在の株式会社では、所有と経営の分離が原則なので、経営に関心のない株主の経営への参加は、一般的ではありません。
また、株主は、もしその会社が倒産しても、株式を買った金額だけの損害に留まる有限責任の原則が貫かれています。
尚、2009年に株券の電子化がなされ、上場株式に係る株券は全て廃止され、コンピュータ上の登録データでの管理に移行されています。
株式会社は、資金調達の手段として株の他に社債を発行することがありますが、株と社債の大きな相違点は、株は購入した者対する企業の返済義務がないのに対し、社債は、企業の借金なので、返済義務があるという事です。
また、社債を持っていても、共益権や受益権といった会社に対する権利はありません。
この点、株主は、株式会社の最高意思決定機関である株主総会に参加する権利や、会社の株主に対する利益還元である配当金の受け取る権利、また、会社が解散する際には、残余財産の分配を受ける権利等を有します。
以上のように株主は、株式会社の実質的オーナーとして株式会社に多くの権利を有しますが、株主の会社に対する義務はありません。
このようなシステムが、出資者を多く集めることに成功し、株式会社が企業形態の主流となっている要因と言えます。